AE Elemental、ポーランドに新しいEVバッテリーリサイクル施設を開設

AE Elemental

米国のAscend ElementsとポーランドのElemental Strategic Metalsによる合弁企業、AE Elementalは、9月19日、ポーランドのザヴィエルチェにおいて商業規模のEVバッテリーリサイクル施設を初めて開設しました。この施設は、使用済みEVバッテリーを分解・放電・粉砕することにより、電気自動車業界の持続可能性を推進する重要な一歩を示しています。

ヨーロッパでの拡大計画

この施設は、年間12,000トンの使用済みリチウムイオンバッテリー、約28,000台分のバッテリーを処理する能力を持ち、「ブラックマス」という新しいバッテリーの製造に必要な重要な材料を生産します。AE Elementalは、2024年にリチウム抽出機能を追加し、2026年までに本格的な運用を開始する予定です。この開発により、欧州の企業は、2030年までにバッテリーに一定量のリサイクル材料を含めることを義務付けるEUの新規制に対応することができます。

さらに、AE Elementalは、年間25,000トン、約58,000台分のEVバッテリーをリサイクルできる規模の大きな施設をドイツ中部に建設する計画を立てています。この拡大により、AE Elementalは、循環経済と持続可能なエネルギーソリューションに向けたヨーロッパの取り組みの中心的な役割を果たすことになります。

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