モイル社、10月マンガン鉱石価格を調整 国内需要の低迷に対応

インドの国有鉱業会社

インドの国有鉱業会社、モイル(Manganese Ore India Ltd.)は、国内の鉄鋼およびマンガン合金の需要が低迷していることを受け、10月のマンガン鉱石の出荷価格を引き下げました。モイル社は、マンガン含有量44%以上のフェログレード鉱石の価格を9月の水準から20%引き下げました。一方、マンガン含有量が44%未満の鉱石や、25%および30%のシリコグレード鉱石と粉鉱の価格は、前月比でそれぞれ5%引き上げられました。

モイル社の価格改定と市場への影響

モイル社の価格変更は、インドにおけるマンガン市場全体の方向性を示す指標とされています。同社は主要なマンガン鉱石供給者であり、他のインドの鉱石供給業者もそれに倣い、価格調整を行うことが予想されます。4月から6月の四半期において、モイル社は47万トンのマンガン鉱石を生産しており、前年同期比で8%増加しました。また、同期間の販売量は前年同期比で15%増加し、45万3,000トンに達しました。

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