中国のハフニウム輸出、1月から8月にかけて安定維持

中国の未加工ハフニウム金属、スクラップおよび粉末の輸出は、1月から8月にかけて安定した推移を示しました。これは、定期的な消費者による比較的安定した購入に対応した結果です。

税関データによると、中国は1月から8月にかけて未加工ハフニウム金属、スクラップ、粉末を合計15,887kg輸出しました。これは、前年同期の15,759kgとほぼ同水準です。8月の輸出量は1,744kgで、前年8月の1,861kgから6.3%減少しましたが、7月の924kgからは89%増加しました。

中国の主要輸出先である米国と英国への出荷量は、1月から8月にかけて9,907kgに達し、前年同期の9,295kgから6.6%増加し、中国の総輸出量の62%を占めています。

4月と7月には、主要生産者による環境検査や設備メンテナンスの影響で、輸出量が大幅に減少しました。7月から8月末にかけて、宝鶏市に拠点を置くバー製造業者が、ジルコニウムからハフニウムを分離するラインの設備メンテナンスのために操業を停止し、推定2トンのハフニウム酸化物が損失されました。

中国は昨年からハフニウムの輸出データを個別に公表しています。中国からハフニウムを輸出するには、商務省からの許可が必要であり、国際バイヤーは使用目的を明記した声明を提出しなければなりません。

市場動向と価格変動

8月下旬以降、市場は下降傾向にあり、複数のサプライヤーがスポット需要の減少に応じて価格を引き下げています。99.95%の純度を持つハフニウム結晶バー(ジルコニウム含有量0.2%)の価格は、9月19日時点で17,500〜18,000元/kg(2,492〜2,564ドル/kg)に下落しました。これは、9月12日の18,100〜19,100元/kgからの下落です。

輸出価格も、9月19日時点で2,640〜2,690ドル/kgに下がり、9月12日の2,690〜2,740ドル/kgから下落しました。国際市場の弱体化に伴い、主要輸出業者は2024年第4四半期および2025年第1四半期の納品に向けて、定期的な国際顧客に対して価格譲歩を検討しています。








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