ギヤーニ・メタルズ |
カナダに本拠を置くギヤーニ・メタルズ(Giyani Metals)は、2024年第4四半期に、ボツワナ南部のカニエにあるKヒル・プロジェクト(K Hill Project)で電池級硫酸マンガン一水和物(HPMSM)の試験生産を開始する予定です。このHPMSMは、電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池に使用される重要な材料です。
持続可能な生産プロセスで一貫性を確保
このデモンストレーションプラントは、10月から12月にかけて1日600kgのHPMSMを生産予定で、制御システムとして横河電機の分散制御システム(DCS)ソフトウェアを導入します。これは従来のバッチ生産ではなく、連続フロー方式で稼働します。この方式により、安定した操業が可能となり、ギヤーニの製品が一貫して高品質であることを示すことができます。
ギヤーニのCEOであるチャールズ・フィッツロイ氏は、同社が今後、低炭素で持続可能なHPMSMを西側市場に供給する主要企業になることを目指していると述べました。同社は独自の湿式冶金技術を用いてHPMSMを生産し、今後成長が期待されるEV産業に貢献する予定です。