パナマの銅鉱山、2025年に運命を決定へ

ファースト・クォンタム

カナダ企業、ファースト・クォンタム・ミネラルズが運営するパナマの主要銅鉱山に関する決定が、2025年に行われる予定です。この鉱山は、2023年11月にパナマ最高裁判所の判決により閉鎖されました。同判決では、ファースト・クォンタム社の契約が違憲であると判断されました。

銅精鉱の処理と環境対策

現在、同鉱山には約12万トンの精鉱が保管されています。環境大臣のフアン・カルロス・ナバーロ氏によると、この銅精鉱は有害ガスや浸出液を発生させるため、輸出されるべきだと述べています。ナバーロ氏は、政府が安全維持計画を承認し、その後の処理方針が決まることを示唆しました。また、最終決定は2025年に行われ、パナマ国民との透明な協議を経て決定される予定です。

ファースト・クォンタム社は、保存および安全管理のための資金調達として、この銅精鉱を販売する意向を示しています。しかし、国際仲裁が進行中であり、パナマ政府はこの問題に関して同社との交渉を行わない意向を示しています。ファースト・クォンタム社は、カナダとパナマ間の自由貿易協定に基づき、国際商業会議所(ICC)で仲裁を求めています。

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