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8月、日本のアルミニウム輸入は需要の減少、物流問題、そして8月末の台風による建設の停止の影響を受け、前年同月比および前月比で大幅に減少しました。この台風の影響で、国内のアルミニウム製品市場が大きく打撃を受けました。
8月の一次アルミニウム輸入量は前月比で15%減少し、前年同月比では10%減少して85,992トンに達しました。これにより、1月から8月までの合計輸入量は693,627トンとなり、前年同期比で2.6%減少したことが、税関データで明らかになりました。
生産と販売の影響
日本アルミニウム協会(JAA)によると、8月の国内アルミニウム製品の生産量も前年同月比で6.1%減少し、116,567トンとなりました。同様に、国内販売量も前年同月比で9.6%減少し、119,119トンに達しました。この販売減少は、台風10号(サンサン)の影響による建設計画の遅延、および生活費の高騰による飲料消費の低迷が原因とされています。
一方、自動車生産は7月に前年同月比で3.3%増加し、811,981台に達しましたが、住宅着工件数は0.2%減少し、68,014件となり、建設需要が引き続き低迷していることを示しています。
日本の二次アルミニウム合金インゴット(ADC12)の輸入量も8月に前月比で5%減少し、90,895トンに達したと、財務省が報告しています。