Bushveld Minerals、バナジウム生産ガイダンスを撤回―減速の影響

Bushveld Minerals

南アフリカのバナジウム生産企業、Bushveld Mineralsは、資金調達の問題により、同社のVametco複合施設における生産活動を「制御された減速」にする必要があると発表した。これにより、2024年の生産ガイダンスを撤回することとなった。

同社は、Vametcoでのナイトロバナジウムの生産に従事しており、現在の生産水準を維持することが不可能であると述べている。今後の生産再開のタイミングは、追加資金の調達の速度によって決まるという。現時点では、Vametcoでの生産を一時的に減速させることが不可欠だと説明している。

Bushveld Mineralsは、Vanchem資産の売却が月末に完了する予定であり、この売却によって得られる追加資本が生産の再開を支えると期待している。売却先は投資ファンドのSouthern Point Resourcesであり、この資本注入が同社の運営にとって重要な要素となる見込みだ。

同社は、7月にVametcoとVanchemの両施設で2024年のバナジウム生産量を3,800トンから4,000トンの範囲に見積もっていた。しかし、現在の財務状況により、そのガイダンスは撤回されることとなった。

Bushveld Mineralsは、バナジウム産業の需要と供給バランスを考慮しつつ、今後の経営改善に向けて取り組みを進める方針である。

コメントを投稿