2024年、ウクライナの半製品鋼輸出量は189万トンに達する


56.7%増加の背景には遠隔市場への海上輸出の再開

2024年、ウクライナの製鉄業界は半製品鋼の輸出量を前年比56.7%増の189万トンに拡大しました(2023年の120万トンから増加)。輸出量は2022年の190万トンとほぼ同水準ですが、2021年の678万トンと比較すると依然として減少しています。
この成長の要因として、エジプトを含む遠隔市場への海上輸出の再開が挙げられます。一方で、ブルガリアがウクライナの半製品鋼の主要な輸出先となり、全輸出量の31.5%を占めました。

主な輸出先と年間動向

2024年、ブルガリアには59.5万トン(前年比+30%)が輸出され、続いてエジプトに35.6万トン(前年比+1233%)、トルコに21.5万トンが輸出されました。
四半期ごとの輸出量は以下の通りです:
  • 第1四半期:45.1万トン(前四半期比+61.7%、前年比+132%)
  • 第2四半期:43.7万トン(前四半期比-3.2%、前年比+23.1%)
  • 第3四半期:64.2万トン(前四半期比+46.9%、前年比+71.2%)
  • 第4四半期:35.6万トン(前四半期比-44.5%、前年比+27.7%)
特に第3四半期に大幅な輸出増加が見られ、年間輸出増加の主要因となりました。しかし年末には、電力や物流コストの上昇、世界鉄鋼市場の停滞が影響し、輸出量が減少しました。

月間平均と年間収益

2024年の月間平均輸出量は15.7万トンで、2023年の10.03万トン、2022年の15.8万トンを上回りました。12月には12.2万トンが輸出され、前年比+23.8%、前月比+36.1%の増加を記録しました。
輸出による収益も52.4%増加し、年間で9億2755万ドルに達しました。12月だけでも5720万ドルを記録し、前年比+23.3%、前月比+34.9%の増加となっています。
2023年には輸出量が36.7%減少して120.3万トンとなり、収益も48.9%減の6億0852万ドルとなっていました。2021年と比較すると、輸出量は82.2%減(557万トン減)となっています。2023年の主要輸出先はブルガリア(36.7%)、ポーランド(23%)、イタリア(9.6%)でした。


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