2024年、ウクライナ鉄道株式会社(UZ)は、鉄鉱石の輸出量を前年の1.7倍となる3,300万トンに増加させました。このデータは、鉄鋼・金属情報サイト「GMKセンター」に対して鉄道運営会社の広報部門が報告したものです。
年間を通じて、1,831万トンの鉄鉱石が港湾へ輸送され、前年比で3.7倍の大幅増加を記録しました。一方、国境陸路への鉄鉱石輸送は1,469万トンで、前年比0.4%減少しました。
また、鉄鋼製品の輸出輸送量は前年比13.7%増の517万トンとなり、港湾向け輸送が352万トン(前年比2.1倍)、国境陸路向けが165万トン(前年比41.9%減)となりました。
この輸出増加は、鉄鋼貨物向けの海上回廊が開設されたことにより、輸送先が多様化し、大幅な拡大が実現した結果です。
ウクライナ鉄道は次のように述べています。
「ウクライナ海上回廊の安定運用により、大オデーサ港湾を通じたウクライナ貨物の海外市場への鉄道輸送量を増やすことが可能になりました。農業および金属産業は、現在の状況下においてもウクライナの輸出貨物輸送の基盤としての地位を維持しています。」
輸送量全体の増加
2024年、ウクライナ鉄道が輸送した貨物の総量は前年比17.9%増の1億7,490万トンとなりました。このうち、輸出貨物は8,467万トンで前年比51.2%増、輸入貨物は963万トンで同40.9%増加しました。一方、国内輸送は5.5%減少し、8,020万トンにとどまりました。
月次輸送量の詳細(12月2024年)
2024年12月には、鉄鉱石の輸出輸送量が298万トンとなり、前月比27.1%増、前年同月比19%増となりました。また、鉄鋼製品は47.88万トンで、前月比33%増、前年同月比8.8%増を記録しました。輸送総量は1,403万トンで、前月比0.5%増、前年同月比2.6%増加しました。同月の輸出貨物総量は721万トンで、前月比12.6%増、前年同月比8.9%増となりました。
2023年の輸送実績と比較
2023年、ウクライナ鉄道が輸送した貨物総量は1億4,840万トンで、前年比1.5%減少しました。特に、鉄鉱石は13.2%減の2,750万トン、鉄鋼製品は10.6%減の820万トン、穀物は5.9%減の3,060万トンと、いずれも前年を下回る結果となりました。
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