中国非鉄金属産業協会 |
輸出戦略に即時の影響
中国政府がアルミ加工製品に対する13%の輸出税還付を廃止する決定を発表したことで、2025年の輸出契約に大きな遅れと再交渉が生じています。この政策変更は12月1日から施行され、11月15日の発表後、輸出業者は迅速な対応を余儀なくされています。
Metalnomistの取引業者によれば、一部の中国生産者は困難な状況下でも、還付廃止前の出荷分について10~13%の輸出価格引き上げを買い手と合意することに成功していますが、既存の契約の一部がキャンセルされる事態も発生しています。
生産ライン計画と市場動向への長期的影響
アルミ加工製品の新たな生産ラインは、2025年初頭の稼働開始を目指していましたが、今回の税還付廃止により収益性の見直しを迫られています。結果として、一部のラインは延期、もしくは計画中止に追い込まれる可能性が高まっています。
市場アナリストによると、2025年の中国アルミ輸出量は30万~80万トン減少する見通しで、特に年初から減少が始まると予測されています。ただし、国内外価格の調整が進むにつれ、輸出の利幅が拡大し、緩やかな回復が期待されます。
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