Anglo American、Jellinbah East・Lake Vermont炭鉱の持分売却を完了—10億ドル規模の取引

Anglo American

英資源大手Anglo Americanは、オーストラリアのJellinbah EastおよびLake Vermont製鉄用石炭鉱山における33.3%の持分をZashvinへ売却する取引を完了した。取引総額は16億豪ドル(10億米ドル)に達する。
Jellinbah Groupは、Zashvin、Anglo American、丸紅がそれぞれ33.3%の株式を保有する合弁事業(JV)として運営されてきたが、本取引によりZashvinの持分比率が拡大した。なお、Anglo AmericanはJellinbah EastおよびLake Vermont炭鉱の操業や生産販売には関与していなかった。
Zashvinのジェームズ・シュー氏は、「Jellinbahは1988年以来、国内外のパートナーシップによって成長を遂げてきました。Anglo Americanが果たした役割に敬意を表し、円滑な取引完了に感謝します」と述べた。
本取引は2024年11月に発表され、2025年第2四半期の完了が見込まれていたが、Anglo Americanはすでに14億豪ドル(8億7000万米ドル)を受領し、加えて228百万豪ドル(1億4200万米ドル)の先行支払いも行われていた。

Jellinbah East・Lake Vermont炭鉱の概要

Jellinbah East炭鉱(クイーンズランド州ブロフ近郊)は、露天掘り方式で操業され、掘削・爆破後にトラック・ショベル方式およびブルドーザー押土方式を用いて採掘が行われている。
Lake Vermont炭鉱(クイーンズランド州ダイサート近郊)も同様に露天掘り方式を採用し、硬質原料炭と中揮発性PCI炭を生産。掘削・爆破後、トラック・ショベル方式とブルドーザー押土方式で採掘を行っている。

非中核資産の売却戦略の一環

今回のJellinbah Group持分売却は、Anglo Americanが進める非中核資産の売却戦略の一環とされる。
同社CEOのダンカン・ワンブラッド氏は、「鋼材用石炭資産の売却の第一歩として、予想より早く10億ドルの資金を確保できたことを嬉しく思います。これにより、当社の財務基盤がさらに強化されました」と述べた。
また、同社は残る鋼材用石炭ポートフォリオのPeabodyへの売却についても、最大38億米ドルの現金対価での取引完了に向けて順調に進んでいると明らかにした。

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