中国の水酸化リチウム生産量、1月は前月比18.3%減

水酸化リチウム

精製プラントの稼働率低迷や設備保守が影響

1月の中国における水酸化リチウムの生産量は1万6300トンとなり、前月比18.3%減少した。これは、精製プラントの稼働率が低水準で推移したことが主な要因だ。

一部メーカーでは受注減に伴い、受注分のみを生産する動きが見られた。さらに、四川省の大手プラントが1月に全面保守を実施したことも供給縮小を加速させた。

2月の生産量は1万3700トンとなり、前月比15.6%の減少が見込まれている。複数の精製プラントで保守作業が長期化し、生産能力の完全な回復が遅れていることが背景にある。一方、三元系材料の需要は依然として低迷しており、市場環境は厳しい状況が続いている。


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