2024年1〜9月の世界ステンレス鋼生産量、前年同期比5.4%増加


2024年1〜9月の世界のステンレス鋼生産量は、前年同期比5.4%増の4,609万トンとなった。これは、非営利団体World Stainless Associationのデータによるものである。 この期間、欧州(ウクライナを含む)ではステンレス鋼の生産量が前年同期比4.9%増の469万トンに達した。米国は9.1%増の151万トンと大幅に増加した。

アジア(中国・韓国を除く)の1〜9月のステンレス鋼生産量は、前年同期比8.1%増の539万トンだった。また、中国は2,863万トンを生産し、前年同期比3.4%の増加を記録した。 ブラジル、南アフリカ、インドネシア、韓国、ロシアなどの国々では、ステンレス鋼の生産量が前年同期比11.2%増の586万トンとなった。

一方、2024年第3四半期の世界ステンレス鋼生産量は、前期比1.1%減の1,565万トンとなった。地域別では、欧州が7.3%減の151万トン、米国が6.9%減の48万2,000トン、中国が2.8%減の986万トンとなった。アジア(中国を除く)は前期と同水準の178万トンを維持したが、その他の国々では15.1%増の203万トンと大幅な増産が見られた。

 GMK Centerによると、2023年の世界のステンレス鋼生産量は前年比4.6%増の5,840万トンとなった。欧州(ウクライナを含む)は前年比6.2%減の590万トン、米国は9.6%減の182万トンと減少した。一方、中国は12.6%増の3,668万トンと堅調な成長を遂げた。

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