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Sintavia |
シンタビア(Sintavia)は、スティーフェル・ノース・アトランティックAM-フォワード・ファンド(Stifel North Atlantic AM-Forward Fund)から1000万ドル(約150億円)の劣後債投資を受けた。
同ファンドは、2024年10月に発表され、AMフォワード(AM Forward)イニシアティブに沿った形で、企業の積層造形(AM)技術の導入・拡大を支援することを目的としている。シンタビアは、このファンドからの投資を受けた初の企業となる。今回の資金は、既存の設備ローンの借り換えおよび事業の運転資金として活用される予定だ。
さらに、今回の投資に伴い、スティーフェルの完全子会社であるノース・アトランティック・キャピタルのマネージング・ディレクター、マーク・モリセット(Mark Morrissette)氏がシンタビアの取締役会に加わることが決定した。
スティーフェルによる今回の投資は、シンタビアが発表した2500万ドル(約375億円)の拡張計画から9カ月後に実施された。この拡張計画では、新たな施設の建設、大型産業用3Dプリンターの導入、追加の後処理装置の導入などが含まれており、2025年1月には新施設の稼働が開始されている。
「スティーフェル・ノース・アトランティックAM-フォワード・ファンドの最初の投資先として選ばれたことを光栄に思います」と、シンタビアの創業者兼CEOであるブライアン・R・ネフ(Brian R. Neff)氏はコメントしている。「スティーフェルが収益性の高い成長企業に対し、積極的な投資を行う姿勢を示していることは素晴らしいことであり、この新ファンドは業界全体にとっても大きな影響を与えるでしょう」。
一方、モリセット氏は「シンタビアは当ファンドのミッションに最適な企業であり、ブライアン氏はシンタビアおよび積層造形業界全体を牽引するビジョナリーなリーダーです」と述べた。「2015年の創業以来、シンタビアは垂直統合された全デジタル型の航空宇宙部品サプライヤーとして、積層造形技術の利点を最大限に活用してきました。今後、パートナーとしてブライアン氏と協力できることを楽しみにしています」。