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Ragnar Metals |
豪州証券取引所(ASX)上場のラグナール・メタルズ(Ragnar Metals、ASX:RAG)は、スウェーデン・ヴィーケン(Viken)プロジェクトにおいて、ウラン・バナジウム・モリブデンを含有する可能性のあるアルムシェールの最優先探査地域を特定した。
同社が確認した広範な導電性異常は、合計16km以上に及び、「極めて有望」とされている。これにより、ウラン・バナジウム・モリブデンを含むアルムシェールの存在が期待される最も優先すべき地域が明確になった。
この最優先地域は、歴史的なボーリング調査の結果と整合性があり、ラグナールは今後の探査活動の中心に据える方針だ。
3Dモデリングと電磁探査技術の活用
ラグナール・メタルズの時価総額は800万豪ドル(約8億円)で、現在、3Dモデリングの強化を進めている。また、電磁探査技術を追加適用し、特定した優先地域のさらなる精査を行う予定だ。
この発表は、同社がヴィーケン鉱区で再処理したVLF地球物理データの解析結果を受けたもので、複数の多金属鉱化異常が明らかになった。
ヴィーケン南部・東部の有望鉱化帯
ヴィーケン南部(Viken South)では、5kmに及ぶ大規模な導電性異常が確認された。この異常は、ボーリング孔MYR78002と一致し、95.6mにわたり185ppmの三酸化ウラン(U₃O₈)と0.26%の五酸化バナジウム(V₂O₅)が検出されている。
また、ヴィーケン南部では、もう一つの5kmの導電性異常が特定された。
一方、ヴィーケン東部(Viken East)では、6kmに及ぶ導電性異常が確認され、ボーリング孔NAK78004と一致。32.9mにわたり230ppmの三酸化ウランと0.24%の五酸化バナジウムが検出された。
ラグナール・メタルズは、ゴールド、ニッケル、銅、リチウムを含む広域鉱区の開発を推進しており、今回の発見は、同社の探査戦略にとって重要な進展となる。