鉄鋼需要の回復と輸入減少が、米国の鉄鋼価格見通しに上方リスクをもたらしている。金利の「高止まり」予測を受けて価格予測は引き下げられたが、改善の兆しが見られる。
鉄鋼市場調査会社MEPS Internationalのアナリスト、ローラ・ホッジス氏は、2025年の米国鉄鋼市場の展望について「Market in Minutes」ポッドキャストで分析を行った。この9分間のエピソードでは、MEPSの国際鉄鋼レビューや最新の市場動向に基づく見解が紹介された。
ホッジス氏はMEPSの編集長トム・シャープ氏に対し、「米国市場は2024年終盤と同様に低調な需要により価格が抑えられた状態で始まった」と述べた。しかし、1月のドナルド・トランプ新大統領の就任を含む期間には「回復の兆し」が見られたという。ワイヤーロッドの価格は、国内供給の減少と輸入減少の影響で1ショートトン当たり50ドル上昇したことが明らかになった。 また、ホッジス氏は「トランプ政権の規制緩和により、2025年にかけて鉄鋼需要の改善が期待される」と指摘した。
今週初め、MEPSはカナダ・メキシコからの鉄鋼製品に対する米国の25%輸入関税の影響について分析した。ホッジス氏によると、提案された関税は1カ月間保留となったものの、適用された場合「米国の鉄鋼価格は年初の予測を10~15%以上上回る可能性がある」という。
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