![]() |
Zijin Mining |
共同事業とプロジェクトの意義
紫金鉱業によると、マノノ鉱山は世界最大級の露天掘り可能なリチウム・セシウム・タンタル・ペグマタイト鉱床の一つ。DRC政府は2023年10月23日、同社に鉱山北東部の探査権を付与した。この地域の探査権を持つDRC国営鉱山会社コミニエール(Cominiere)と紫金鉱業は共同で開発を進めるため、合弁会社「マノノ・リチウム」を設立。紫金鉱業の子会社金祥リチウム(Jinxiang Lithium)が61%の株式を保有し、残りの39%をコミニエールが所有する。
紫金鉱業のリチウム事業拡大戦略
紫金鉱業はリチウム事業の拡大を積極的に進めており、2023年比で2028年までに年間LCE生産量を25万~30万トンに増加させる計画だ。
マノノ・プロジェクトに加え、同社は以下の主要リチウム事業を推進している:
- アルゼンチン:トレス・ケブラダス(3Q)塩湖プロジェクト(炭酸リチウム2万トン/年、2025年)
- チベット:拉庫錯(Lakkor Tso)リチウムプロジェクト(水酸化リチウム2万トン/年、2025年)
- 中国:襄垣(Xiangyuan)鉱山第2期(LCE生産能力を3000トン→3万トン/年へ増強、2025年第2四半期)
紫金鉱業は、リチウムの供給網をグローバルに拡大し、EV(電気自動車)向けバッテリー市場での競争力を強化していく構えだ。
Tags
RARE