NASA市場動向レポート—2024年出荷は前年比6%増、2025年事業計画を25%拡大

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フラットロールや補強鉄筋が成長を牽引、在庫積み増しの動きも

全米鉄鋼流通協会(NASA)の2024年の出荷量は、同協会の年間事業計画の94%に達したものの、前年同期比6%増と堅調に推移した。特にフラットロール、チューブ、プレート、補強鉄筋(リバー)の需要が成長を支えた。

在庫積み増しの動き—第4四半期は横ばい推移

また、バーグレーチング(溝型鋼)やエキスパンドメタルのプログラムも、新規供給の追加により歴史的な傾向を上回る成長を示した。2024年第4四半期の出荷量は第3四半期と同水準となり、会員企業が在庫を積み増し、従来の季節性要因を相殺する動きが見られた。

2025年の事業計画は25%拡大へ

2025年に向けて、NASAは成長を続ける「Preferred Metals Suppliers(優先金属供給業者)」ネットワークを支援するため、年間事業計画を25%拡大する方針を示した。

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