NCC、LKABの鉄鉱石選鉱プラント新設計画に着手

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NCCとLKABは、スウェーデン・ヴィトオフォシュ(Vitåfors、イェリヴァーレ)にあるLKABの選鉱プラントの新設に向けたパートナーシップ契約を締結した。

LKABの現行の選鉱プラントは耐用年数の終わりを迎えており、更新が必要だとNCCは指摘する。選鉱プラントは、機械的なプロセスを通じて鉄鉱石を廃石から分離する重要な工程であり、新プラントは既存施設の隣接地(約24,000平方メートル)に建設される予定だ。

LKABのエリアマネージャー、モニカ・サンメリン氏は「現在の選鉱プラントは長年にわたり稼働し、当社に貢献してきました。しかし、作業環境や技術面において現代の操業には適しておらず、より大きな処理能力も求められています」と述べた。

初期段階では、プラント建設計画や新設スペース確保のための岩盤掘削を進め、その後、基礎工事や地盤整備を計画し、建設工事へと移行する。工事契約は着工時に締結される見込みだ。

2024年6月には、NCCとLKABはマルムベリェット(Malmberget)における水素直接還元プラントと関連インフラ建設計画についてもパートナーシップ契約を締結している。

NCCのグリーン・インダストリー・トランスフォーメーション部門責任者、ヘレナ・ヘド氏は「スウェーデンの鉱山地帯におけるLKABとの協力関係を拡大できることを嬉しく思います。早期段階からプロジェクトに関与することで、施工者として最適な実施計画の策定に貢献できると考えています。LKABのさらなる成長を支援できることを誇りに思います」とコメントした。

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