Polymetals、Endeavor鉱山の再開に向け前進

The Endeavor silver-zinc mine

3500万豪ドルの資金調達を確保

Polymetals社は、ニューサウスウェールズ州のEndeavor銀・亜鉛鉱山の再開に向け、3500万豪ドルの単一トランシェ増資が確定したことを発表した。

同社は1株あたり0.80豪ドルで4375万株を新規発行し、資金を調達する。

Polymetalsのエグゼクティブ・チェアであるデイブ・スプロール氏は、投資家の支援に感謝の意を示した上で、「Endeavorの再開プロジェクトは順調に進んでおり、Polymetalsチームは豪州の次なる銀・亜鉛生産拠点の立ち上げを目指している」と述べた。

また、同氏は「現在の豪ドル建ての亜鉛・銀価格は力強い推移を見せており、亜鉛精鉱生産者にとって有利な処理条件が整っていることも追い風となっている」と指摘した。

Endeavor鉱山は2020年に操業を停止するまでに、合計3200万トンの鉱石を生産し、その中には銀9200万オンス、亜鉛260万トン、鉛160万トンが含まれていた。

PolymetalsはEndeavor鉱山の即時再開を目標としている。

「Endeavor鉱山の南側に位置するCarpark鉱床の試験採掘を進める一方で、当社は実務経験豊富な探鉱チームを拡充し、優先度の高いターゲットの調査を進めている」とスプロール氏は述べた。

「今回の資金調達により、Polymetalsの財務基盤が強化されるだけでなく、探鉱活動を大幅に加速させることが可能となる。今後の探鉱結果について市場に報告するのを楽しみにしている」としている。

この増資の決済は2月14日に予定されており、その後、PolymetalsはEndeavor鉱山の再開に向けた次のステップへと進む見込みだ。

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