Russel Metals、2024年の売上5.4%増 – 米国市場での成長が寄与

Russel Metals

【カナダ】 金属サービスセンター大手のRussel Metals Inc.（トロント）は、2024年の通年売上高を43億ドルと発表し、前年比5.4%増を記録した。一方、第4四半期の売上は10億ドルで、前年同期比4.5%減少した。

業績動向 – 増収も純利益は40%減

2024年の純利益は1億6,100万ドルとなり、前年から40%減少。第4四半期の**純利益は2,700万ドル（前年比22.9%減）**だった。

Russelの経営陣は「第4四半期の業績は、季節的な要因やマクロ経済の変動がある中でも、堅調な収益と強固なキャッシュフローを維持した」と述べた。

事業拡大戦略 – 米国市場と金属サービスセンター事業が牽引

同社は2024年に継続的な事業拡大を進め、売上増加につなげた。経営陣は「最近の投資は、事業の多様化と拡大を図る長期戦略の一環」と強調している。

• 米国市場の売上比率が39%に増加（5年前の30%から拡大）
• 金属サービスセンター部門が売上の67%を占める（5年前の53%から増加）
• ステンレス・アルミ部門の売上比率は10%弱に成長
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鋼材価格の動向 – 2024年後半に安定

2024年は、鋼材価格が年初から下落傾向にあったが、年後半には安定した。

熱延コイルの平均価格：776ドル/トン（前年比14%下落）

• 厚板の平均価格：1,074ドル/トン（前年比27%下落）
• 今後も市場環境の変化と価格動向が業績に影響を与える可能性がある。