 |
| 銑鉄 |
ドイツ鉄鋼業界団体WVStahlのデータによると、2025年2月のドイツの鉄鋼生産量は前年同月比13.5%減の270万トンとなった。前月比では0.8%の増加にとどまった。転炉による粗鋼生産量は184万トンで、前年同月比14.4%減、前月比0.9%減だった。一方、電炉による生産量は86.4万トンで、前年同月比11.5%減だったが、前月比では4.7%増加した。
同期間の銑鉄生産量は171万トンで、前年同月比15.9%減、前月比0.5%減少。熱間圧延鋼の生産量は237万トンで、前年同月比16.9%減、前月比4.7%減となった。2025年1〜2月の累計では、ドイツの鉄鋼生産量は前年同期比13.1%減の538万トンとなった。転炉鋼は369万トン（-15.2%）、電炉鋼は169万トン（-8.2%）。銑鉄生産量は342万トン（-16.1%）、熱間圧延鋼は485万トン（-12.9%）だった。
2024年のドイツ鉄鋼業界の概況
ドイツは世界鉄鋼生産国トップ10に入る主要生産国であり、2024年の粗鋼生産量は前年比5.2%増の3723万トンだった。銑鉄生産量は2433万トン（+2.9%）、熱間圧延鋼生産量は3161万トン（+3%）を記録した。しかし、WVStahlによれば、2024年も鉄鋼生産量は3年連続で4000万トンを下回り、不況期の水準にとどまった。
Tags
STEEL
