ネバダ・キング・ゴールド、アトランタ鉱山で90mの2.44g/t金鉱床を確認

ネバダ・キング・ゴールド

高品位鉱化を示すフェーズII掘削結果

ネバダ・キング・ゴールド(TSXV: NKG、OTCQB: NKGFF)は、ネバダ州バトルマウンテントレンドに位置するアトランタ金鉱山プロジェクトのフェーズII掘削プログラムの最終結果を発表した。今回の掘削は、同社が100%権益を持つ12,000ヘクタール(120km²)の鉱区内で実施され、高品位の金鉱化を確認した。


主な掘削結果

12本のボーリング調査の結果、以下のような高品位鉱化が明らかになった。

  • AT23NS-119:90.0mで2.44g/tの金および55.8g/tの銀を確認(採掘ピット床から15mの深さ)。
  • AT23NS-117C(コアホール):60.1mで3.17g/tの金および41.4g/tの銀を確認。
  • AT23HG-40:27.4mで4.97g/tの金および162.9g/tの銀を確認。この孔はウエスト・アトランタ断層(WAF)を対象としたもので、高品位鉱化の継続性を示した。
  • AT24WS-86およびAT24WS-87:150m西方の新規エリアで鉱化を確認(AT24WS-86は30.5mで1.35g/tの金、AT24WS-87は30.5mで0.18g/tの金および33.0g/tの銀)。


鉱区拡張の可能性

今回の掘削結果は、アトランタ鉱山断層帯(AMFZ)およびウエスト・アトランタ・グラーベン帯(WAGZ)内の鉱化の広がりを確認するとともに、新たな鉱化ゾーンの存在を示唆している。特に、AT24WS-87は二層の異なる鉱化帯を示し、上部の高銀低金帯と下部の高金低銀帯が特徴的だった。

ネバダ・キング・ゴールドの探査マネージャーであるカル・ヘロン氏は、「フェーズIIの掘削プログラムにより、アトランタ資源ゾーンの鉱化範囲を倍以上に拡張できました。現在進行中のフェーズIII掘削では、さらなる資源拡張を目指し、アトランタ鉱山地区全体の潜在力を引き出すことを目的としています」と述べた。


今後の展開

ネバダ・キング・ゴールドは、NI 43-101準拠の酸化鉱資源量として、測定および示されたカテゴリーで46万オンス(1,100万トン、品位1.3g/t)、推定資源として14.2万オンス(530万トン、品位0.83g/t)を報告している。今回の結果は、100,000メートルを超える追加掘削データを反映しておらず、今後の探査によって資源量のさらなる増加が期待される。

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