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Mine de Rio Tinto |
サイクロンによる輸出停止が1カ月ぶりに解消
英豪系金属大手**リオ・ティント(Rio Tinto)**は、オーストラリア・ダンピア港のイースト・インターコース島施設で鉄鉱石の積み込みを再開した。約1カ月に及ぶ悪天候による輸出停止がようやく解消された。
1月20日にサイクロン「ショーン」がダンピアを通過し、同社の鉄道ダンパー(荷卸し装置)の1基が浸水・損傷したことで、同ターミナルからの輸出が停止していた。しかし、リオ・ティントは2月中も完全には出荷を止めず、ダンピアの別のダンパーや、近隣の**ポート・ウォルコット(Port Walcott)**を活用してピルバラ地域からの輸出を継続していた。
影響は1,300万トン、2025年目標は維持
リオ・ティントは2月20日、サイクロン「ショーン」「ゼリア」「タリア」「ヴィンス」などの影響で1月から2月にかけて1,300万トンの鉄鉱石輸出が妨げられたと発表した。同社のリスク管理策では、その約半分しか補えないと認めている。
それでも、3月3日時点で2025年の鉄鉱石出荷見通し3億2,300万~3億3,800万トンを維持すると表明。ただし、4月中旬の第1四半期業績報告時に、最新の見通しを改めて公表する予定だ。
鉄鉱石価格も回復傾向にある。アルガス(Argus)の62%鉄鉱石粉鉱(ICX)cfr青島価格は2月28日時点で1トン106.50ドルと、3カ月前の102.10ドルから4.3%上昇した。
ソース: argusmedia
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