トスヤリ・トーヨー、火災により圧延ライン停止

Tosyali Toyo

オスマニエ工場での影響と今後の展開

トルコの再圧延メーカー、トスヤリ・トーヨー(Tosyali Toyo)は、3月10日(日)にオスマニエ工場で発生した火災の影響で、1つの圧延ラインの生産を停止した。市場関係者がArgusに伝えた。

同社はコメントを控えているが、オスマニエ組織化産業地区の関係者によると、火災はトーヨーの施設内に限定され、他のエリアには影響を及ぼさなかったという。


3カ月間の生産停止と代替生産の可能性

市場関係者の話では、影響を受けた圧延ラインの生産停止は約3カ月間続く見込みだ。

トスヤリ・トーヨーのオスマニエ工場は年間100万トンの圧延能力を持ち、ブリキ、溶融亜鉛メッキ鋼板、カラー鋼板、冷延鋼板、酸洗鋼板を製造している。同社のウェブサイトによれば、これらの製品が生産停止の影響を受ける可能性がある。

また、市場関係者は、トーヨーが生産遅延を補うために、別のトルコの再圧延メーカーの生産ラインを活用する可能性があると指摘している。


市場への影響

今週、トルコ市場では冷延コイル(CRC)のオファー価格が約10ドル/トン上昇し、工場渡し価格(ex-works)で680~700ドル/トンとなっている。


ソース : argus

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