Bureau Veritas、GeoAssay買収でチリの鉱業市場での地位を強化—銅分析サービスを拡充

Bureau Veritas

フランスの検査・認証大手Bureau Veritasは、チリに拠点を持つGeoAssayを買収し、同国の金属・鉱物市場での存在感を強化すると発表した。

鉱業サプライチェーン全体を支援

Bureau Veritasは、鉱山から港までの全プロセスにわたる分析・検査サービスを提供しており、世界中のネットワークを活用して金属や鉱物の物理・化学特性を評価している。

GeoAssayは銅の分析に特化し、チリ国内に3つの高度に自動化された試験所を運営。264名の技術者が在籍し、ロボティクスや自動化技術を駆使して迅速かつ高精度な鉱物分析を実施している。

戦略的買収で市場競争力を強化

この買収により、Bureau Veritasは既存顧客向けの銅分析サービスを強化するとともに、新規顧客の獲得も狙う。特に、迅速な分析結果、高精度なデータ、完全なトレーサビリティを求める顧客に対応できる体制を整えた。

Bureau VeritasのCEO、ヒンダ・ガルビ氏は「この買収により、当社はチリの銅市場における鉱物試験の最前線に立つことになります。これは当社のLEAP | 28戦略と完全に一致しており、GeoAssayの最先端ラボを統合することで、成長する顧客需要に即応できる体制が整いました」とコメントした。

GeoAssayのCEO、フェリシアーノ・エレーラ氏も「2017年以来の投資が実を結び、Bureau Veritasの専門性と規模を活かしてさらなる成長を遂げると確信しています」と述べ、買収の意義を強調した。 

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