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欧米・アジア向けに長期供給契約を確保
豪州のタングステン生産企業EQ Resources(EQR)は、豪州およびスペインのタングステン事業において、今後2年間にわたる5件の長期引取契約(オフテイク契約)を締結した。
契約先は世界的なタングステン消費企業であり、EQRは生産量の約25%を欧州、25%を北米、残りをアジアへ供給する予定だ。これらの契約の総額は1億9400万豪ドル(1億2400万米ドル)に達し、50%タングステントリオキシド(WO₃)濃縮物を積載した470コンテナ(20トン/コンテナ)に相当する。
中国の輸出規制強化で供給確保の動き加速
EQRの最高経営責任者(CEO)であるケビン・マクニール氏は、「EQRのグローバル事業は、西側諸国におけるタングステン濃縮物供給の重要な一部を担っている」と述べた。
また、「中国がタングステン製品の輸出規制を強化したことで、タングステン原材料の安定供給を確保したいという需要が高まっている。我々は、主要な西側生産者に長期供給を行うとともに、下流加工能力を統合し、濃縮物の付加価値を高める方法を模索している」との考えを示した。
Tungsten Metals Group買収後の供給体制も見据える
EQRの生産計画は、これらの契約に基づく製品供給を十分に賄える見通しだ。また、同社が買収を計画しているTungsten Metals Group(TMG)の事業も視野に入れている。TMGは現在、中国以外で最大のフェロタングステン製造工場を所有・運営しており、EQRはこの買収を通じて、タングステンの一貫供給体制を強化する方針だ。
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