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Secure Recycling |
大型シュレッダー導入で処理能力向上
電子リサイクルおよびITAD(IT資産処分)サービスを提供する米オハイオ州ソロンのSecure Recyclingは、業務拡大の一環として、新たにUntha社製シュレッダー「ZR2400W」と「XR3000C Mobile-e」を導入した。これにより、処理能力の向上とダウンタイムの削減を実現し、新たな市場機会を開拓する。
同社は2020年にUntha America(米ニュージャージー州ハンプトン)製の「RS100」シュレッダーを導入し、信頼性の高い処理基盤を構築。しかし、事業拡大に伴い、より高い処理能力と効率性を求め、ZR2400WとXR3000C Mobile-eを追加導入し、最終的にRS100を置き換えた。
Secure Recyclingの社長であるマリオ・ジュルチッチ氏は「これらのシュレッダーは当社の事業の基盤であり、その堅牢性とメンテナンスの容易さにより、業務の拡張が可能になった」と語る。
省エネと持続可能性の向上
ZR2400Wプレシュレッダーは電力消費を抑えながら、大型・重量物の処理が可能となった。これにより、プリンターやスタジアムサイズのLEDパネルなど、従来の機械では対応が難しかった電子廃棄物の処理が実現。一方、XR3000Cシュレッダーは破砕不能な異物にも耐えうる頑丈な構造を備え、RS100と比較して約4倍の処理能力を達成した。
Secure Recyclingは、これらのシュレッダーの導入が同社の長期的な成長と環境責任の実現に寄与するとしている。Unthaによると、新シュレッダー導入後、Secure Recyclingの稼働中断時間は大幅に削減され、創業以来最も安定した運用を実現。また、省エネ技術の活用により、コスト削減と持続可能な電子リサイクルの促進にも寄与している。
最大7トン/時の処理能力を達成
Secure Recyclingは多種多様な電子スクラップを処理しており、新たなシュレッダーの導入により最大7メートルトン/時の処理能力を実現。破砕後の粒子サイズは2インチ(約5cm)で、さらに分離技術を活用することで資源回収の最大化を図っている。
「私たちの成長は、努力と決意の上に成り立っており、これらのシュレッダーはその成功に欠かせない要素の一つだ」とジュルチッチ氏は語る。
Secure RecyclingはRIOS認証を取得しており、今後も米国内の個人、企業、政府機関向けに安全かつ適正なITADサービスを提供していく方針だ。
Untha Americaの営業マネージャー、チャールズ・ヒルデブランド氏は「Secure RecyclingはUntha Americaにとって素晴らしいパートナーだ。電子廃棄物リサイクルにおける同社の革新と効率性への取り組みは業界の標準を高めている」とコメントした。