USA Rare Earth、ジスプロシウム酸化物の初生産に成功

 USA Rare Earth

テキサス鉱石から高純度ジスプロシウム酸化物を製造

米国のレアアース(希土類)企業であるUSA Rare Earthは、1月28日に初めてジスプロシウム酸化物の生産に成功した。今回の試料は、同社がテキサス州のラウンドトップ鉱山プロジェクトで採掘した鉱石を原料とし、純度99.1%を達成した。

ジスプロシウムは、半導体やネオジム・鉄・ホウ素(NdFeB)磁石の製造に不可欠な元素であり、その安定供給が求められている。USA Rare Earthは、オクラホマ州スティルウォーターにある施設でNdFeB磁石の製造を計画しており、今回の生産成功により、国内のレアアース供給網の確立に向けた大きな前進となった。

国内供給網強化へ向けた取り組み

近年、米国政府はレアアースの自給体制を強化するため、国内資源の活用と加工技術の確立を推進している。USA Rare Earthは、この方針に沿い、ジスプロシウムを含む希土類酸化物の製造能力を拡大することで、海外依存を減らすことを目指している。

今回の成功により、米国内での磁石製造の原料供給能力が高まり、自動車、エレクトロニクス、防衛産業などの主要分野への安定供給が期待される。同社は今後も生産体制を拡大し、レアアースの国内供給強化に貢献する方針だ。

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