![]() |
テスラ |
米EV大手テスラは、中国で販売する新型モデルYの長距離全輪駆動モデルの価格を1万元(約13.8万円)引き上げ、31万3,500元(約433.4万円)とした。一方、後輪駆動のベーシックモデルは据え置かれた。
販売不振の中での価格戦略
テスラは、販売不振時に価格を引き上げることで「今後も値上げが続く」という市場心理を刺激し、購買を促す戦略を取ってきた。2024年1月には、2019年の発売以来初の大幅アップデートを実施し、価格を引き上げたが、中国市場での販売は苦戦。1月の販売台数は前年同月比11.5%減の6万3,238台、2月は49%減の3万688台と大幅に落ち込んだ。
期間限定の金利ゼロローンを導入
販売促進策として、テスラ中国はモデルYの後輪駆動モデルに対し、4月30日まで金利ゼロの3年ローンと、年利1.94%の5年ローンを提供。通常金利の4.73%と比較して大幅に低い。
昨年以降、テスラは中国市場向けに期間限定の金融優遇措置を頻繁に実施しており、2月にはモデル3全車種に5年金利ゼロローンと8,000元(約11万円)の保険補助を提供していた。
Tags
MARKET