スハ・バルカ鉱山、Yuvileyna鉱山で新ブロックを稼働

スハ・バルカ鉱山

141,000トンの埋蔵量で5か月間の生産を確保

2025年3月初旬、DCHグループ傘下のスハ・バルカ鉱山は、Yuvileyna鉱山の新たな「40-46ブロック」を稼働させた。このブロックはGnezdo鉱床の-1420m水平面の第一サブフロアに位置し、総埋蔵量は141,000トン、高品質な鉄鉱石の鉄含有量は60%に達する。DCH Steelの社内新聞がこれを報じた。

この新ブロックの開発は、掘削セクション第4班、深井戸掘削第9班、および補助部門の連携による成果である。「鉱山作業員は見事な連携を見せ、短期間で作業を完了しました」と、鉱山生産部門責任者のヴォロディミル・モイセイチェンコ氏は語った。

安定した生産継続と供給確保

新ブロックでの採掘作業は第17班が担当し、この稼働により少なくとも5か月間、鉱山の安定操業が保証される。これにより、スハ・バルカ鉱山は生産目標を達成し、生産プロセスの安定性を維持し、原料供給の継続性を確保できる。Yuvileyna鉱山は鉄鉱石産業において重要な施設の一つであり、新ブロックの稼働は生産効率の向上と企業の安定性確保に貢献する。

2024年の生産実績と2025年の計画

GMK Centerの報告によると、スハ・バルカ鉱山は2024年に1,002,000トンの原鉱を生産し、商業用製品の生産量は917,000トンとなった。これは2023年比で1.5%の減少となる。同年、同鉱山は7,680立方メートルの岩盤処理、4,990メートルの切削作業、92,940メートルの井戸掘削を実施した。2025年の計画では、930,000トンの原鉱採掘と850,000トンの商業用製品の生産を目指す。岩盤処理量は8,000立方メートル、切削作業は5,200メートル、井戸掘削は91,770メートルに達する見込みだ。

スハ・バルカ鉱山は地下鉄鉱石採掘を専門とし、年間約310万トンの生産能力を持つ。Yuvileyna鉱山とFrunze鉱山を含む同社の活動は、鉄鉱石市場において重要な役割を果たしている。

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