オーストリアの粗鋼生産、2月に減少

Worldsteel

粗鋼生産の推移とEU全体の動向

オーストリアの2月の粗鋼生産量は51万673トンで、前年同月比11.5%減となった(worldsteelデータ)。1月の生産量は59万9,000トンで、前年比5.9%減。1-2月の累計生産量は110万トンと、前年同期の121万トンを下回った。オーストリアの世界粗鋼生産ランキングは23位を維持している。EU全体の2月の粗鋼生産は前年比7.1%減の1,010万トン。1-2月の累計生産量は2,040万トンで、前年同期の2,150万トンを下回った。

voestalpineの戦略と業績

オーストリアの鉄鋼大手voestalpineは、米国の鉄鋼関税について複雑な立場を表明している。同社は米国内に複数の拠点を持ち、今後も拡張を計画しているが、オーストリアから米国への輸出量は限定的なため、影響は限定的と見られる。また、同社は最近、Friedrich KOCKS社が設計したプロファイル圧延機を成功裏に稼働させた。すべての工事と試運転を完了し、現在はシュタイアーマルク州のKindberg拠点の熱間管圧延工場に統合されている。

業績面では、2025年3月期上半期の業績は堅調だった。欧州の経済環境は厳しいものの、鉄道インフラ、航空宇宙、高層ラックシステム向けの需要が堅調だったため、全体の業績を下支えした。生産量の減少は、高付加価値製品の販売増加による利益率の改善で一部相殺されており、販売価格の低下も原材料コストの減少により部分的に補填された。

コメントを投稿