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LMEトルコ向け鉄スクラップ$354.50、インド向けは$385.00で推移
【シアトル発】2025年4月4日から10日までの1週間、鉄スクラップ価格は世界中で安定しており、主要市場の全カテゴリーで価格に変化は見られませんでした。Scrap Monsterの価格指数に基づく週次分析によれば、北米、中国、欧州を含むすべての地域で鉄スクラップ価格は横ばいで推移しています。
北米・中国・欧州の各市場で全カテゴリ横ばい
北米市場では、#1 Bundle（圧縮スクラップ）、#1 Busheling（打ち抜き材）、#1 HMS（ヘビー・メルティング・スチール）、HMS 80/20、シートメタル（薄鋼板スクラップ）、シュレッダー自動車スクラップ、構造用鋼材スクラップなど、すべてのカテゴリーで価格は前週比で据え置かれました。米国東海岸、中西部、西海岸の各地域でも同様の傾向が続いています。
中国市場では、鋳鉄スクラップや**#1 HMSの価格が変わらず、CNY 1,630/トンで推移。欧州でもGrade 1/2の旧鋼材**、鋳鉄スクラップ、構造用鋼材プレート、シュレッダー材など、あらゆる鋼材スクラップが価格横ばいとなりました。
LME市況：鉄筋価格がやや軟化、鉄スクラップは安定維持
ロンドン金属取引所（LME）の2025年4月10日時点の取引終値は以下の通りです：
- LME鉄スクラップ（CFRトルコ・Platts）：$354.50/トン（前週比変わらず）
- LME鉄筋（FOBトルコ・Platts）：$559.00/トン（前週の$572.50からやや下落）
- LME鉄スクラップ（CFRインド・Platts）：$385.00/トン（変動なし）
これらの数字から、製品価格（特に鉄筋）に軟化傾向が見られる一方で、鉄スクラップ価格自体は世界的に落ち着いた動きを見せていることが分かります。現時点では需給バランスの均衡が取れていると分析されますが、今後の需要動向次第で変動の可能性もあります。
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