Auxico、メキシコ子会社売却に向けオプション契約を締結

AUAG

中核資産に集中し、コロンビアとボリビアの重要鉱物事業を推進

カナダのAuxico Resources Canada Inc（CSE: AUAG）は、メキシコ子会社Auxico Resources S.A. de C.V.の全株式売却に向け、Concordia Silver Company S.A. de C.V.（CSC）とオプション契約を締結した。売却は、Auxicoの財務強化と中南米での重要鉱物事業推進を目的とする戦略の一環である。

契約は2025年3月27日付で締結され、CSCには60日間の取得オプションが付与された。合意金額は合計66万6,666米ドルで、以下の2回に分けて支払われる予定だ。

• デューデリジェンス完了後、最終的な株式譲渡契約締結時に22万2,222ドル
• メキシコ鉱業庁によるZamora鉱区の鉱業権完全復活後に44万4,444ドル

契約が完了すれば、CSCはZamora鉱区（シナロア州）を含むAuxico Mexicoの全債務および義務を引き継ぐことになる。今回の取引は、Auxicoの取締役会により承認済みである。

コア資産集中でコロンビアとボリビアに注力

Auxicoは、2014年創業のモントリオール拠点の企業で、コロンビアとボリビアにおいて重要鉱物資源の取得・探査・開発を行っている。一方、買収先のConcordia Silver Companyは、メキシコ国内での鉱山物件取得や探鉱・開発を専門とする非公開企業である。

本取引により、Auxicoは非中核資産の整理を進めるとともに、リチウム、スズ、タンタルなどを含む重要鉱物プロジェクトに集中し、サプライチェーンの多様化とエネルギー転換支援に貢献する構えだ。