Lindian Resources |
マラウイでのレアアース開発が本格始動、5kmアクセス道路も順調に進行
オーストラリアの探鉱企業Lindian Resources(リンディアン・リソーシズ)は、マラウイ中部のカンガンクンデ希土類プロジェクトにおいて、初期段階の現地工事を開始したと発表しました。これにより、同社が手がけるアフリカ最大級のレアアース鉱床の開発が本格的に動き出しました。
処理・保管施設や事務所区画の整備が進行中
今回の初期工事には、建設前の整地作業、処理プラントや製品保管施設の整備、機材保管用ヤードや管理オフィス、警備エリアの設置などが含まれています。これらは、今後の本格的な建設工事に向けた重要な準備工程であり、プロジェクトの進捗を加速させる狙いがあります。さらに、2025年2月に着工した全長5kmの新アクセス道路の建設も順調に進んでおり、2025年第2四半期中の完了が見込まれています。この道路は、鉱山への安定した物流ルートとして機能する見通しです。
カンガンクンデ鉱床は、Nd(ネオジム)やPr(プラセオジム)などの希土類元素を豊富に含有しており、世界の電動車・再生可能エネルギー分野にとって不可欠な戦略的鉱物資源とされています。リンディアンは今後、鉱石の採掘・精製体制を構築し、世界市場に向けたサプライチェーン強化を図る計画です。
Tags
RARE