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多年契約で2028年までの業務を担当
Capitalは、Barrick Goldが管理するパキスタン・バロチスタン州のレコディック(Reko Diq)銅・金プロジェクトの運営会社であるReko Diq Mining Pakistanと、複数年にわたる鉱業サービス契約を締結した。本契約により、Capitalは建設段階における初期土木工事を担当するほか、尾鉱貯蔵施設(TSF)の建設・保守管理業務も実施する。契約期間は2028年12月までとされており、5年間の延長オプションが設けられている。本契約による年間収益は、完全稼働後には6000万ドルを超える見込みだ。
2つの主要業務を担当
Capitalは本契約の下で、2つの主要業務を遂行する。まず、建設フェーズにおける初期土木工事を担当し、既にBelinga鉱山で使用されていた機材がレコディックへ輸送され、試運転が開始されている。人員の採用もほぼ完了し、運用トレーニングが進行中だ。本業務は2025年第4四半期の完全稼働を目標としている。第2の業務はTSFの建設および保守管理であり、Sukari鉱山で使用されていた機材を活用する計画だ。この業務は2025年第4四半期に初期動員を開始し、2026年下半期には本格稼働する見込みである。
レコディックは世界有数の銅鉱山へ
Capitalのエグゼクティブチェア、ジェイミー・ボイトン氏は「レコディックは世界的に重要な銅鉱山となる可能性を秘めており、その開発初期から関与できることを非常に嬉しく思う。掘削サービスに続き、鉱業サービスを追加できることは、Capitalの長期契約戦略に合致する」と述べた。Capitalは2008年からパキスタンで活動しており、2023年からはレコディックで地質技術調査向けの逆循環掘削およびダイヤモンド掘削を実施している。
レコディック鉱山は、Barrick Gold(50%)、パキスタン政府系企業3社(25%)、バロチスタン州政府(25%)による共同所有となっている。Barrickの調査によると、同鉱山は操業開始後、世界トップ10の銅生産鉱山となる見通しであり、C1キャッシュコストは1ポンドあたり0.53ドルと見積もられている。鉱山寿命は約37年とされ、さらなる探査によって操業期間の延長も期待されている。
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MINING