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Cobalt Blue、Kwinanaコバルト製錬所を進めるためIwatani Australiaと契約を締結
Cobalt Blueは、オーストラリア・西オーストラリア州のKwinanaで建設予定のコバルト製錬所のため、Iwatani Australiaとの間で最終投資決定(FID)に向けた拘束力のある契約を締結しました。この合意により、両社は2025年12月31日を目指して、同製錬所の最終投資決定を進めることとなります。
合意の内容と進捗状況
契約には、以下の条件が含まれています:
- Cobalt Blueによるサンプル生産:顧客の仕様に合致すること。
- プロジェクト関連の最終契約の確定:共同事業契約や運営計画、供給契約、オフテイク契約、知的財産ライセンスなど。
- 技術調査および独立したデューデリジェンスレビューの完了。
- 資金調達計画の合意:Cobalt BlueおよびIwatani Australiaからの資金拠出を含む。
- 外資審査委員会(FIRB)の承認:Iwatani Australiaによる取得。
最終投資決定が下されると、Kwinanaコバルト製錬所はオーストラリア初のコバルト製錬所として、世界的なバッテリー材料供給チェーン向けに高品質のバッテリーグレードのコバルト硫酸を生産することになります。
将来の展望と重要性
Kwinanaコバルト製錬所は、オーストラリアの「重要鉱物戦略」にとって重要な推進力となる予定です。特に、オーストラリアの重要鉱物パートナーにおける市場の大きなギャップを埋めるための役割が期待されています。
Cobalt Blueは、Tetra Techと提携しており、製錬所の詳細なプラントエンジニアリングの80%をすでに完了しています。この製錬所は、Broken Hillコバルトプロジェクト(ニューサウスウェールズ州)の混合水酸化物沈殿物を含む外部供給源から重要なバッテリーメタルを処理します。
最終投資決定(FID)に向けたロードマップ
最終投資決定(FID)後、Cobalt BlueとIwatani Australiaは、Kwinanaコバルト製錬所の建設、運転開始、運営を担当する70:30の共同事業を立ち上げる予定です。これにより、オーストラリアの重要鉱物供給を支える重要なインフラが整備され、国内外での需要に対応できる体制が整います。
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