Curtis Steel、Red Bud Industriesに複数の加工ラインを発注

 Curtis Steel

高精度鋼板加工体制を構築し、テキサス州最大級の処理能力へ

米テキサス州ヒューストンのフラットロール鋼板流通大手、Curtis Steel Company LLCは、Red Bud Industriesに対して高精度ブランキングライン、低パスラインスリッター、パッケージングラインの3機種を発注した。同社はテキサス州有数の鋼板サービスセンターであり、本設備投資により、加工能力と生産性の大幅な向上を目指す。

高トン数対応の最新ラインで加工効率と精度を両立

新設のブランキングラインは、熱延・冷延・溶融亜鉛めっき鋼板に対応し、最大50,000ポンド（約22.7トン）、幅60インチ（約1,524mm）、板厚0.250インチ（約6.35mm）まで処理可能。Red Budのダイレクトドライブ式サーボロールフィードを搭載し、厳格な公差を満たすブランク生産を可能とする。

スリッターラインは、同じく50,000ポンドの親コイルに対応し、最大幅60インチ、板厚0.075インチ（約1.9mm）まで処理。最大12セットの専用設定を記憶できるツーリング交換システムにより、段取り替えの効率化が図られる。

さらに、パッケージングラインはスリッター新機と既存機の両方に対応し、2台の全自動バンディングテーブルによって高スループットのスリットコイル包装を実現。これにより、Curtis Steelは精密加工と短納期対応を両立した競争力の高い供給体制を構築する。