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Ferrexpo |
総ペレット生産量は前年比58%増
ロンドン証券取引所(LSE)に上場し、ウクライナに資産を持つ鉄鉱石企業Ferrexpoは、2024年に直接還元鉄(DR)ペレットを48.97万トン生産した。これは、2023年には同製品の生産がなかったことから、大幅な増加となる。同社の最新レポートによると、2024年の総ペレット生産量は前年比58%増の607万トンに達した。
2024年第4四半期には、ペレット生産量が前期比18%増の150.3万トンとなり、そのうち16.36万トンがDRペレットであった。
生産回復の背景
Ferrexpoの暫定エグゼクティブチェア、ルシオ・ジェノヴェーゼ氏は「厳しい状況の中で、2024年の生産量が大幅に増加したことを報告できるのは喜ばしい。我々にとって、これは2022年の全面侵攻開始以来、最も高い年間生産量である。生産増加の背景には、ウクライナの黒海港へのアクセスが再開し、中東・北アフリカ(MENA)やアジアの顧客への輸出を再開できたことがある」と述べた。
2024年には、ウクライナからの32隻を含む合計37隻の外航船で輸出を実施。2023年の19隻(ルーマニアからのみ)と比較すると、大幅な回復を示している。
DRペレット生産の記録更新と今後の課題
「DRペレットの年間生産記録を更新できたことは、2024年の大きな成果の一つだ。これらの高品質ペレットは、収益性向上に寄与し、特に高い生産コストが続く中で重要な役割を果たす。第4四半期には、高品位ペレットと精鉱の生産を増やし、固定費の圧縮にもつながった」とジェノヴェーゼ氏は付け加えた。
一方で、鉄鉱石価格の低迷や原材料コストの高騰がFerrexpoの経営に圧力をかけている。特に、ウクライナのエネルギーインフラへの攻撃が続く中、同社はEUから高額な電力を輸入せざるを得ない状況にある。
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