Firehawk Aerospace |
JuggerBot 3Dと提携し、次世代固体ロケットモーターを迅速開発
次世代固体ロケットモーターの開発を進めるFirehawk Aerospace(ファイアホーク・エアロスペース)は、米JuggerBot 3Dとの戦略的提携を発表した。これにより、3Dプリンター推進剤を活用したロケット用燃料の高度な製造体制が構築される。
両社は、革新的かつ重要なコンポーネントを迅速に生産する体制を確立し、防衛用途の高性能弾薬の開発・量産を加速させる。JuggerBot 3Dが展開するTradesman Series P3-44システムを複数導入し、用途に応じたコンテナ型やカスタム構成にも対応する。
大型3Dプリンターと推進剤製造技術の融合
Firehawkは、JuggerBot 3Dの大型積層造形(AM)技術と自社のエネルゲティクス(推進剤)製造法を組み合わせることで、複雑な燃料グレインの製造工程を最適化する。これにより、従来よりも迅速かつ柔軟、そしてコスト効率に優れた推進剤生産が可能になる。
JuggerBot 3Dのザカリー・ディヴェンセンゾ社長は、「米国と兵士が求めるスピードで次世代飛行能力を実現することが可能だ」と述べ、Firehawkの任務支援への誇りを語った。
Firehawk社長のマイケル・スターク氏は、「JuggerBotとの提携は、生産プロセスにスピードと柔軟性、精密さをもたらす」と述べ、拡張性と即応性の強化を強調した。
なお、JuggerBotは今週、米RAPID + TCT展示会(ブース#2931)に出展している。
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