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光学選別・自動破袋装置搭載、アルバータ州の循環経済を加速
カナダの環境サービス大手GFL Environmental Inc.(GFL)は、アルバータ州エドモントンにて最新鋭の資源回収施設(MRF)の運用を3月31日から正式に開始した。同社はバンクーバー近郊のヴォーンに本社を置き、今回の新施設はリサイクル効率最大化と資源回収量の向上を目的に全面再建された。GFLアルバータ州・北ブリティッシュコロンビア地域副社長のアシュリー・マー氏は、「この施設が地域のリサイクル努力を支え、持続可能な未来の構築に貢献できることを誇りに思う」とコメントした。
光学選別と自動破袋により処理力を飛躍的に向上
本施設は、米バン・ダイク・リサイクリング・ソリューションズ(Van Dyk Recycling Solutions)社がシステム設計を担当。光学選別機や高生産型ボレグラーフ製ベーラー(圧縮梱包機)、エドモントンの青袋プログラム向けの自動破袋機を搭載し、北米市場向け高品質リサイクル素材の生産が可能となっている。さらに、施設内にはFire Rover社の火災抑制システムも導入され、安全性にも配慮された設計となっている。GFLは「本施設は循環経済の推進と廃棄物削減、持続可能な生産を実現する上で中核的な役割を担う」としており、年間数千トンのリサイクル資源の埋立回避が期待されている。
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