Puma Exploration |
カナダの金探鉱企業Puma Exploration(ピューマ・エクスプロレーション)[TSXV: PUMA、OTCQB: PUMXF]は、ニューブランズウィック州北部のウィリアムズ・ブルック・プロジェクトにおいて2025年の探鉱活動を本格始動すると発表した。道路状況の改善を見込み、5月初旬から技術チームの現地動員を開始する。
2025年の主軸は、昨秋に締結されたKinross Gold(キンロス・ゴールド)[TSX: K、NYSE: KGC]とのオプション契約に基づく共同探鉱で、9ヶ月間にわたる予算200万カナダドルのプログラムが計画されている。現地では4つのチームが、40,225ヘクタールに及ぶ広大な鉱区で掘削(5,000m)、トレンチ掘削(95日以上)、ドローン磁気探査、マッピングを行う。
春にはLynx金鉱ゾーンで3,500mの掘削を開始予定で、過去には50.15mで5.55g/tの高品位金鉱が確認された実績がある。夏には新たな金鉱化ゾーンの特定を目指し、秋には最大1,500mの追加掘削が計画されている。
2021年以降に発見されたLion、Cheetah、Cougar、Jaguarなど複数の金鉱ゾーンも再調査対象となっており、トレンチ掘削や試料採取によって鉱化構造の理解を深める。同社は2024年に1,100超の試料を採取し、これらが今期の活動に反映される。
また、JonpolおよびPortage鉱区でも1960〜80年代に記録された金鉱化の再検証が進められる。Kinrossは、今後5年間で最大1,675万カナダドルの探鉱支出を条件に、最大65%の権益取得を目指す。
並行して、後半にはMcKenzie金プロジェクトの探索も開始予定で、ウィリアムズ・ブルックに次ぐ新たな開発ターゲットとして注目される。
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