ReMA、米国の銅リサイクルの重要性を強調-国家安全保障調査に意見書提出

ReMA

米商務省の銅輸入に関する調査に対し、「再生銅輸出の制限に反対」と主張

米国リサイクル資源協会(ReMA)は、米商務省が進める銅輸入の国家安全保障上の影響に関する調査に対し、1964年通商拡張法第232条に基づく公式意見書を提出した。ReMAはその中で、米国内の銅産業を強化しようとする米政権の取り組みに全面的に支持を表明すると同時に、再生銅の輸出制限や貿易制限には反対の立場を明らかにした。

ReMAは、再生銅のリサイクルは米国経済、製造業、国家安全保障にとって不可欠であると強調。特に再生資源の輸出は、米国の貿易収支の改善だけでなく、国際的な影響力の強化にも寄与していると指摘した。

米国国際貿易委員会(USITC)の統計によると、米国は昨年、約277億ドル相当の再生資源を輸出しており、ReMAによれば、これは他の輸出品目と比較しても非常に大きな割合を占めているという。

ReMAの会員企業は米国内に約1,700社、さらに40カ国以上に展開しており、再生資源産業を通じて輸出拡大の中核的役割を果たしている。

コメントを投稿