ブラックドラゴン、Salave金プロジェクトの最新調査で経済性を確認

Black Dragon Gold

14年間の採掘計画と資源拡張の可能性

オーストラリア証券取引所(ASX)上場のブラックドラゴン・ゴールド(Black Dragon Gold、ASX:BDG)は、スペイン北部アストゥリアス州に位置する100%所有のSalave金プロジェクトに関する最新のスコーピングスタディ(概略調査)を発表した。

英Bara Consultingが2025年2月に完了させたこの調査では、同プロジェクトが14年間の採掘期間を持つ地下採掘事業として高い経済性を示すことが確認された。また、2年間の開発準備期間と並行して閉山作業を進める計画も示されている。

今回の調査は、2018年に実施された資源評価時の地質・品位ブロックモデルに基づいている。新たな探査データはないものの、Baraがこのモデルを最新の経済条件やパラメータに適合させ、実際の採掘可能性(RPEEE)を考慮した再評価を行った。2018年以降のインフレと金価格の変動を反映させた結果、財務・生産指標のほぼすべてで大幅な改善が見られた。

戦略的重要プロジェクトへの承認申請

現在推定されている資源のうち、9%が測定鉱量(Measured)、66%が概測鉱量(Indicated)に分類されており、今後の予備的経済性評価(PFS)へ向けた詳細調査を支える基盤が整っている。また、さらなる探査によって、鉱体の深部やストライク方向への資源拡張の可能性も指摘されている。

プロジェクトの採掘、処理、インフラ関連の評価も最新のコストや経済条件を踏まえて更新された。環境基礎調査が進行中であり、スペインの規制要件に基づく環境影響評価(EIA)の初回提出も完了している。

加えて、ブラックドラゴンは2024年12月、アストゥリアス州政府に対し、Salaveプロジェクトを「戦略的プロジェクト」として承認するよう申請した。同プロジェクトは新たに制定された「戦略的投資法」の要件をすべて満たしていると独立評価されている。一部の地域住民の反対意見も認識されているが、今後はステークホルダーとの対話を強化し、地域との関係改善に努める方針だ。

並行して、EIAの審査や土地用途変更申請も進行中であり、スコーピング段階には必須ではないものの、事業推進に向けた準備が整えられている。また、過去のプロジェクト所有者による問題への対応として、新たなステークホルダー・エンゲージメント計画も策定されている。

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